妻籠旅行2(前編)

7/25〜26に長野県の妻籠宿に行き、その日記で「雪化粧した妻籠も見てみたいものだ」と書いた。今回、その願いを達成するため、2回目の妻籠旅行に出た。2/14は、妻籠宿で年に一度開催されるアイスキャンドル祭の日で、ちょうどいいのでこの日を選んだ。そして今回泊まる宿は、前回と同じ、若くて美人な女将さんがいる民宿である。

しかしながら、昨日14日は朝から全く起きれず、目がさめたのが12時過ぎだった。東京駅から妻籠まで4時間近くかかる。少なくとも18時には宿に着いてご飯を頂かなければならない。そう考えると、14時に東京駅にいなければいけないが、無理である。とにかくかなりバタバタで準備して家を出た。
まず東京駅から新幹線で名古屋駅まで向かい、そこから特急しなので南木曽駅を目指す。名古屋駅の時点で18時近く、宿に遅れる連絡をした。大変申し訳なかった。
南木曽駅に到着したのが19時半前。宿でご飯が待っていることを考えると、一刻も早く宿に向かうべきだったが、妻籠の街道にアイスキャンドルが照らされるのはこの日限りだ。街道を見ずに宿に行っては、ある意味何のために妻籠に来たのかわからなくなってしまう。と、南木曽駅で乗ったタクシーの中で悩んでいたところ、運ちゃんが、一瞬だけ街道を見てきたら?私、待ってますから、と言ってくれ、街道の近くに車を付けてくれた。10分だけアイスキャンドルの照らす街並みを見て回ったが、想像を大きく超えた絶景だった。これだけでも、本当に来てよかったと思える景色だった。

20時前に宿に着き、お詫びをしてご飯を食べた。相変わらずご飯が美味い。前回は相席で外国人がいたが、この時は僕1人で食べた。遅かったから当然だろう。他に宿泊している者がいたので先に食べたようだった。
それから風呂に入って、寝るまで布団の中で川端康成の「抒情歌」を読んだ。川端康成を読むと、何か寂しいのに、朗らかな気持ちになる。抒情歌もそうだった。そうして1時過ぎには寝た。

翌日は8時から朝食だった。昨日は会わなかった宿泊客もいた。若い夫婦で、今回の宿泊客は彼らと僕の2組だけだった。彼らは千葉から来たとのことだった。女性の方は、この民宿の宿泊部屋が、外との仕切りが障子1枚だけなのに、思いの外寒くなかったことに驚いた、昔の日本の家ってすごいですねと驚いていたふうだった(書いていてわかりづらいが、この民宿は、部屋と外との間にガラス戸等が無く、あるのは障子だけだ。障子の向こうには縁側しか無い。この時期の長野県は大抵どの地域も雪が積もるほど寒く、妻籠も例外ではない。それでも、ある程度断熱されて部屋の中は暖かいのである)。

僕は、今日は長野市善光寺に行こうと考えていたので、早々に宿を出発することにした。夫婦に「お先に」と挨拶した後、女将さんに出発すると伝えた。女将さんは相変わらず美人だった。この人の笑顔を見ると、これまた朗らかな気持ちになる。発つのが名残惜しく感じた。