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Impression 2

国立新美術館で開催されているルノワール展に行ってきた。

ルノワールの作品はその多くがオルセー美術館に所蔵されている。自分も昨年のオルセーでその作品群を観ているはずだが、あまり覚えていない‥。今回の展覧会においては、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」「浴女たち」が初来日であるほか、「田舎のダンス」「都会のダンス」が45年ぶりの揃って来日とのことである。

昨年10月のモネ展を観た際にそう書いているように、印象派の絵は光の表現が巧い。後年は作風が変化しているが、ルノワールの作品もまた印象主義のもので、見ていて明るい気持ちになれると感じている。中でも「ぶらんこ」という作品が、木陰と木漏れ日が巧みに表現され、描かれた女性もいきいきとしていて非常に良かった。

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は、モンマルトルにあるムーラン・ド・ラ・ギャレットが題材である。ルノワールはモンマルトルに魅了され、そこにアトリエを構えた。「地球の歩き方」に、モンマルトルは若き芸術家やクリエイター達が集まった街である‥というような事が書かれていたが、当時からモンマルトルはそのような場所になっていたのだ。昨年訪れた際は、サクレ・クール寺院だけを見てそそくさと帰ってしまった。もう少し雰囲気を味わえばよかったと悔やまれる。

3月末に観たフェルメールレンブラントには、正直なところ感じるものがあまり無かったのだが、クロード・モネや今回のルノワールにはかなり惹かれている。印象派のファンになったかもしれない。

モネの作品に「散歩、日傘をさす女」というものがある。ワシントンのナショナルギャラリーが所蔵しているらしい。この作品を一度、生で観てみたい‥いつか来日しないものだろうか。